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歯科治療後の痛み止めに市販薬を使ってもいいの?

歯科医院で歯を削ったり、抜歯をしたりした後、しばらくしたら歯が痛み始めた…。

このようなとき、市販薬の痛み止めを飲んでも良いのでしょうか?

 

ここでは、歯科治療後の痛み止めに市販薬を使う際の注意点をご紹介します。

 

 

歯科治療後の痛み止め薬には、何がある?

まずは、歯科医院で処方される痛み止めの薬について紹介します。

患者様の症状や治療内容にもよりますが、歯科治療後には、歯の内部の神経や歯ぐきなどに炎症が生じることがあります。この炎症が痛みの原因となっている場合、それを抑える鎮痛薬として、歯科医院では「NSAIDs(非ステロイド性消炎鎮痛薬)」という痛み止め薬を処方することがあります。一般的には「ロキソニン」「ボルタレン」などと呼ばれる薬です。いずれの処方薬も腫れや痛みをやわらげる作用があり、ロキシニンは即効性がある薬として、またボルタレンは抗炎症作用が強い薬という特徴があります。

なお、これらの処方薬には胃や腎臓、肝臓に影響を与え、胃の痛み、吐き気、食欲不振、尿の量が少なくなる、全身への倦怠感が出るといった副作用が生じることがあります。胃や肝臓などが弱い方や、他にも薬を服用されている方は、必ず医師に相談するようにしましょう。

このほかにも、歯の痛み止めはいくつかの種類がありますが、どの痛み止めが処方されるかは医師の判断によります。

 

市販薬の痛み止めでは、効かないケースもある

上で紹介したロキソニンには、ドラッグストアなどでも手に入る市販薬があります。代表的な商品が、「ロキソニンS」です。ロキソニンSの有効成分は、病院で処方されるものとほぼ同じで、歯の痛みに対する鎮痛効果についてもほとんど差がないといえます。ただし、市販薬であっても「ロキソニンS」には、先述した副作用が出る場合があります。このため、短期服用・頓服使用の場合のみ認められる、15歳未満の小児や妊娠中の女性(出産予定の12週以内の方)は使用できないなど、服用に際しての制限があります。

では、「ロキソニンS」以外の市販の鎮痛剤ではどうでしょうか。代表的な鎮痛剤として、「バファリン」や「カロナール」などがあります。これらの市販薬には、痛みを抑える成分が入っているため、一時的に痛みを緩和させる応急処置としては有効でしょう。

しかし、痛みの原因は必ずしも神経や歯ぐきの炎症とは限りません。ロキシニンであっても、他の鎮痛剤であっても、まったく効かないケースもあるのです。痛みが改善しない場合は、歯科医師の判断をあおぐことが大切です。

 

市販薬はあくまで応急処置。痛みが継続する場合は早めの受診を!

休日や深夜などに歯が痛くなってどうしようもない、処方薬もない…という状況であれば、市販薬で対処することがあっても仕方ないと思います。

とはいえ、その後も改善がみられず市販薬で痛みをコントロールし続けるのは、歯科医院としてはおすすめできません。市販薬でも副作用が生じるおそれがありますし、そもそも痛みの原因について何も改善されていないからです。

市販の鎮痛剤は、一時的な痛みにしか対応できません。大切なことは、痛みの原因を追及し、歯科医院で適切な処置を行なうことです。自己判断で長期服用はせず、必ずかかりつけの歯科医に相談しましょう。