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歯科医学をスポーツで活用!スポーツ歯科推進議員連盟が発足

2018年2月、歯科医学をスポーツで活用することを推進している超党派の議員たちが集まり、「スポーツ歯科推進議員連盟」が発足されました。しかし、この連盟の発足により、歯科医学とスポーツにどんな影響があるのか、分からない人も多いでしょう。そこで今回は、スポーツ歯科推進議員連盟の目的や今後の展開について解説します。

 

 

歯科医学の観点から、スポーツをサポートすることが目的

スポーツ歯科推進議員連盟は、歯科医学の観点からスポーツをサポートする目的で発足されました。連盟では、アスリートが試合や大会で最高のパフォーマンスを行えるよう、スポーツ歯科の普及に努めます。また、多くの人がいつまでも健康的な生活を送るために、スポーツを通じた健康づくりの支援を行います。

具体的には、スポーツ選手を支援する専門の歯科医を育成したり、スポーツ中の怪我予防のために学校の部活動におけるマウスピース使用推進の普及活動を行ったりしています。

 

 

噛み合わせなどの口腔状況はパフォーマンスに影響する

スポーツ選手は体調面の調整だけでなく、口腔内の健康も重要視しています。なぜなら、歯の健康や噛み合わせは、スポーツのパフォーマンスに大きな影響を与えるからです。

人は、歯をしっかりと噛みしめることで力を発揮します。特にスポーツを行う時には、歯を食いしばることにより自分の持っている力を最大限に生かせるため、試合や大会で良い結果をもたらす可能性が高くなるでしょう。

また、噛み合わせは全身のバランスにも影響を与えます。噛み合わせが悪いと、噛みやすさに左右差が出ます。そのため、どちらか一方で噛む癖がつきやすく、片方の筋肉だけが使われることで、体幹のバランスが崩れてしまいます。さらに、三半規管の刺激にも偏りがでるため、平衡感覚にも影響が出てしまうことも考えられるのです。

そのため、噛み合わせなどの口腔環境を整えることは、スポーツ選手にとって重要なことと言えるでしょう。歯列矯正などで噛み合わせを整えると、しっかりと歯を噛みしめることができ、身体能力の向上が期待できます。また、左右のバランスもよくなることで骨格バランスも整い、筋肉が程よい緊張状態になるので、最低限のエネルギーで最高の力を発揮することができるでしょう。

このように、歯の健康や噛み合わせなどの口腔内の環境は、スポーツ選手に大きな影響を与えます。したがって、スポーツ選手が試合や大会で最高のパフォーマンスを披露するためには、口腔環境を整えるプロである歯科医学の力が不可欠であると言えるでしょう。

 

 

「スポーツ×歯科」で東京五輪成功への寄与を目指す

スポーツ歯科推進議員連盟は、スポーツ歯科を発展させることで、歯科医学の観点からスポーツ選手を支援し、2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックへの寄与を目指しています。

2020年のオリンピック代表候補に選ばれている選手のうち、約35%に不正咬合が見られているそうです。不正咬合は、咀嚼機能や発音、見た目に大きな影響を及ぼします。また、スポーツ選手にとっては、上顎前出(出っ歯)や叢生(乱くい歯)は怪我のリスクが高いため、不正咬合を治すことがパフォーマンスの向上に繋がるでしょう。また、不正咬合は運動機能とも密接に関係していることが研究によって明らかにされていることからも、オリンピックに出るようなトップアスリートこそ歯科からのアプローチが必要といえます。そのためには、スポーツ歯科の普及に努め、スポーツ選手を支援する専門歯科医の育成に取り組まなければなりません。

また、外傷を引き起こす可能性がある格闘技や、ラグビーなどのコンタクトスポーツに欠かせないマウスピースの普及も、スポーツ歯科推進議員連盟がこれから取り組んでいきたい課題の1つです。マウスピースは外傷から歯を守るだけでなく、ぴったりとフィットしたものに慣れておくことで、最大限の力を発揮しやすくなります。学生のうちからマウスピースが使用できるよう普及活動を行うことも、東京オリンピックを成功に導くためのキーポイントと言えるでしょう。