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プラーク・バイオフィルム・歯石、この3種の違いって何?

正しく歯垢のケアをしていますか?

「歯磨きをしないでいると歯垢が溜まる」

「歯垢をそのまま放置していると歯石になり、除去するのが難しくなる」

 

こういった話をテレビなどのメディアで耳にした経験はないでしょうか?歯垢や歯石、これらは放置するとむし歯や歯周病の原因になるものです。しかし、呼び名がいろいろあるため、それぞれがどのような状態のことを指すのか正確には把握していないという方も多いでしょう。そこで今回は、正しい歯垢・歯石ケアのために「プラーク・バイオフィルム・歯石」の違いについてご紹介します。

 

まず覚えておいてもらいたいことは「食後8時間で歯垢ができ、食後48時間で歯垢は歯石になる」ということです。歯垢と歯石にはどちらも「むし歯や歯周病の原因になる」「物理的な方法によってしか除去できない」という共通点があります。

 

正しく歯垢・歯石のケアを行うために、それぞれにどのような特徴があるのかを知っておきましょう。

 

 

歯垢の種類はいろいろあります

歯垢は「プラーク」、あるいは「バイオフィルム」などとも呼ばれますが、実はどちらも同じものです。むし歯菌、歯周病菌が集まってできており、白くネバネバしています。

 

古くはプラークと呼ばれることが多かったものの、最近ではバイオフィルムと呼ばれることの方が増えています。バイオフィルムとは、台所の排水口などに発生するヌルヌルのことで、複数の菌が集まりヌルヌルした物質でスクラムを組んでいる状態のことを指します。「バイオフィルムのうち、口腔内に発生するものをプラークと呼ぶが、どちらも基本的に同じもの」だと考えてください。

 

これらプラーク=バイオフィルムこそが歯垢と呼ばれるものですが、それとは別に「歯石」と呼ばれるものもあります。歯石とは歯垢が唾液に含まれるカルシウムやリン酸によって石灰化したものです。

 

 

早めの予防と治療で歯を清潔に

歯垢(プラーク=バイオフィルム)や歯石を放置していると、むし歯や口臭、歯周病の原因になります。歯垢に含まれるむし歯菌が酸を作り出して歯を溶かすうえ、歯周病菌は口腔内の炎症を引き起こすからです。その過程で口臭の原因となる臭い物質も作り出されます。一方、歯石は表面がザラザラしていて新たな歯垢が沈着しやすい点が問題です。したがって、歯垢や歯石は可能な限り早く取り除かなければなりません。

 

歯垢は表面をヌルヌルした物質で覆われているため、うがいやデンタルリンスといった方法で取り除くのは不可能です。対処法はシンプルに歯磨きをすることで、磨き残しがないように正確なブラッシングを心がける必要があります。

 

歯石はその名の通り石のように固く歯磨きで除去することはできません。除去するためには、歯科医院に行き専用の器具を使った「スケーリング」という処置を受ける必要があります。歯科医院では歯石の除去のほか、通常の歯磨きでは除去できない歯垢を取り除く処置も受けられるので気になる方はかかりつけの歯科医院で相談してみてください。

 

とはいえ、歯科医院に頼るのはあくまでも最後の手段です。ここで最初にご紹介した「食後8時間で歯垢ができ、食後48時間で歯垢は歯石になる」という、正しい歯垢ケアのコツを思い出してください。このコツは言い換えると「食後8時間以内に歯磨きを行えば、歯垢を除去でき、歯石の発生も予防できる」ということを意味しています。

 

「食後は早めに歯磨きを行い、ケアしきれなかった部分は歯科医院で治療を受ける」

 

これを徹底すれば歯垢や歯石を恐れる必要はありません。むし歯や歯周病の予防には早めの対処がもっとも有効な方法なのです。