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歯と記憶力・運動能力には関係性があった…!

2016年に厚生労働省が行った調査で「8020運動」の達成者が過半数を超え、過去最高になったことは本コラムでもご紹介しましたが、「8020運動」の意義を裏付けるような研究結果がイギリスで発表されています。

今回は、歯の喪失と記憶力・運動能力との関係についてみていきましょう。

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歯を失った被験者と歯が残っている被験者では10%の開きが

冒頭の研究は、イギリスで3,166人にも及ぶ60歳以上の被験者を10年にわたって追跡調査した結果、「歯を失うことが記憶力や運動能力の低下を招く」という結論を導き出したものです。

 

自分自身の自然な歯が残っている被験者と、すべての歯を失った被験者とでは、歯を失った被験者の方が記憶力、運動能力(歩行スピード)ともに10%も結果が悪かったといいます。

 

なお、それぞれの被験者は、健康上の問題や喫煙・飲酒などの習慣について公平になるよう調整したうえで記憶力や運動能力のテストが行われています。

 

【参考記事】

Tooth loss linked to slowing mind and body



「噛める」その刺激が脳へ伝わり記憶や運動機能を向上させる

歯の喪失と記憶力の因果関係については、「噛む」という行為が脳に刺激を与えることと関連していると考えられます。歯と歯を噛み合わせると、その刺激が歯根から脳に伝わり、脳がつかさどる感覚や運動、記憶、思考、意欲といった機能の活性化が期待できます。

 

「噛む」効果の一つとして、歯をしっかり噛み合わせることができると運動能力が向上するとされ、スポーツ用にマウスピースを作って活用しているスポーツ選手もいるほどです。

 

上記の研究は、こうしたメカニズムの主張を裏付ける結果だといえるでしょう。



歯を失わないためには、日常のお手入れがもっとも大切!

歯を失うと、記憶力や運動機能の低下といった間接的な不具合が起こるだけでなく、食事や意思疎通など日常生活に直接的な支障をきたします。食事がしっかり取れなければ健康を害しますし、話がしづらくなるとコミュニケーション意欲が低下し、社会的なつながりが希薄になってしまいます。これが認知症の進行にもつながっていくのです。自分の歯を保つことは、身心ともに健やかに暮らしていくために重要だといえます。

 

そして、歯を失わないためにできる最善策は、かかりつけの歯科医院で定期健診を受けて自分の歯の健康状態をチェックしながら、日々の基本のメンテナンスを怠らないことです。バランスの良い食生活、けじめのついた飲食、食後の丁寧な歯磨きといった日々の努力を地道に積み重ねていきましょう。

 

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